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■当園の入所者、東 勝吉さんは八十三歳で絵筆を握り、九十九歳で他界するまでたくさんの絵を描き続けました。東 勝吉さんの絵は素朴で若々しい独特の作風で彩られ、勝吉さんの作品に触れた多くの方たちから高い評価を受けました。ゆふいんアートストックのメンバーの方たちから、こんな素晴らしい作品を埋もらせていてはもったいない…との申し出が発端で、当園の一角に作品を皆様方に見てもらおうと東勝吉常設館を開設いたしました。



■東勝吉さんは明治41年の生まれで10代から木こりの仕事をしていました。そのせいか山や木々が好きでした。昭和51年に当園に入所してきましたが、当初はまだ絵を描くということはありませんでした。何か趣味や得意なことはないかと再三たずねても、別にないとの返事でした。

(入所部屋で筆を握る勝吉さん)
■あるとき、ふと子供のころの事件を思い出し、「泥棒とお巡りさんの絵を描いたら先生に褒められた」というので、それじゃあ絵を描いてみたらと当時の園長が水彩道具を買い与えました。勝吉さん83歳のときです。入所して5年ほど経っていました。
それからの勝吉さんは、ほぼ毎日のように絵筆を握りました。昼も夜もなく絵筆を握る姿に、ようやく生きがいを見つけたなと園長は安心したのでした。
▲勝吉さんが生涯愛用した絵の具や絵筆や鉛筆など。この水彩道具を使って100余りの作品を遺しました。

■東勝吉さんの作品

↑「六所宮と由布岳」

↑「目のキツイ看護士(車イス)」と「盲導犬(白)」

↑「由布山」

↑「ありし日の金鱗湖」

↑「中尊寺(モミジ)」

↑「山里の夏」
■そんな勝吉さんの水彩画に注目したのは「ゆふいんアートストック」のメンバーでした。。「ゆふいんアートストック」は湯布院に縁があったアーティストの作品を外部に出さず町に保留しておこうという主旨で出来あがった会です。このアートストックのメンバーの方たちのご協力を得て、常設館を設けることになりました。
■そして、勝吉さんの作品を多くの方に観てもらおうと、当園敷地内の一画に、2007年8月1日「東勝吉常設館」として誕生しました。常設館には勝吉さんの作品20数点や愛用の水彩道具などが展示されています。

(常設館の入り口)
■開設後は多くの方に来場いただきました。入り口近くの机の上に、来場された方が『いい絵が画けても、画けなくても、毎日絵を描くこと この言葉を聞きに片道四時間を懸けて勝吉爺ちゃんに会いに来ました』とノートに残してくれていました。
▼月刊誌『1枚の繪』(2008年3月号)にも芥川賞作家の村田喜代子氏の記事が載っており、氏は「…何とモダンな、と思わず目をひきつけられた…」と勝吉さんの絵を評されておられます。

(月刊誌『一枚の繪』の記事)


(勝吉さんのプロフィールも展示)
■また、由布院温泉観光協会のメンバーが勝吉爺ちゃんの映画も自主制作し、由布院だけでなく各地で上映し一躍脚光をあびました。
■(2007年)3月に永眠した勝吉さんは、展示場に自分の絵がたくさん展示されているのを天国から面映い気持ちで見ていることでしょう。

■入場 無料
■10:00〜17:00


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大分県由布市
湯布院町川北1964番地
電話 0977-85-3722
FAX 0977-85-3723
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